acupunuture moxibustion

    鍼と灸を用いた東洋医学 ~Acupuncture&Moxibustion~

    東洋医学とは
    私達に本来備わっている「自然治癒力」を引き出す医学です
    主に鍼と灸を用いて、身体の状態を整えていき、自律神経系の改善や痛みの改善を図っていくものです
    近年では、鍼灸治療の効果が研究などにより医学的にも確証があるものとなり、現代医学治療と連携したり、代替治療として注目されてきています

    こんな症状におすすめ

    肩痛 首痛
    逆子治療 不妊治療
    血行不良 むくみ
    神経痛
    自律神経障害 更年期障害

    鍼治療

    当院は使い捨て鍼を利用して、全て滅菌済のものを利用しています
    鍼の太さは0.16mm〜と髪の毛の太さとほぼ同じものになります
    (注射の針は0.4mm~0.8mm程度)
    最近では研究も進んできており、鍼を用いることにより、心身に与える影響も医学的に裏付けができてきています。西洋医学的にアプローチのしにくい疾患にも対応できることが鍼治療のメリットです

    灸治療

    お灸は主に体にとって必要な要素(東洋医学でいう気 血=けつ 津液=しんえき)が不足している状態(虚していると言います)の時に治療に用います
    さらに鍼の効果を持続させたり、自宅でもできるようにお灸指導をして、治療の効果を持続させる役割にも用います
    昔から使用されているモグサを利用した灸も使いますが、当院では主に台座灸を用います
    これは安全に使用できるため、過剰な火傷などのリスクを軽減させることもできます

    電気鍼治療(パルス鍼治療)

    痛みを主訴とした疾患のペインコントロール(疼痛管理)の治療法として利用します
    筋パルス、神経パルス、椎間関節パルス、皮下パルスなど多くの組織に対して応用可能です。主に腰痛症や五十肩、変形性膝関節症、しびれ、脊柱管狭窄症、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などに効果があります

    来院時の服装はどうしたらいいですか?

    患者着の用意がありますので、着替えていただき治療を行います
    ご自身でお着替えをお持ちいただいてもかまいません
    その際は、当院の鍼灸治療は全身治療ですので、タンクトップに短パンなど、腕、足が出せるものをご用意ください。またお灸の香りがつく場合がありますので、香りがついても大丈夫な服装でいらしてください

    鍼は痛いですか?

    正直、全く痛くないということはありません。ただ手技や用いる鍼により、痛みを最小限に抑えることは可能です。また、痛いと行っても、いわゆる「注射」のような感覚ではなく、刺鍼には「得気(とっき)」と言われる「ひびき」を感じます。この刺激が神経系に働き、身体を治癒させていきます
    極度に痛みに敏感な方は、予め治療担当者にお申し付けください

    鍼はどのくらい刺すんですか?

    当院は「本治治療」といわれる疾病の根本となる原因に対する治療と、「標治治療」というその根本の原因から発生した、現在あらわれている症状に対して行う治療を行います
    このため、鍼は最小限の数で、最大限の効果を引き出す治療方法を行なっています

    お灸は熱いですか?

    当院は台座灸や棒灸という種類のお灸を主に利用します。これらは、直接肌の上に置くものではないため、ほどよく温かく、気持ちの良い温度になっています
    基本的に間接灸を利用しますが、症状によっては直接肌の上にお灸を利用することもあります。この際は小さな火傷をあえて作るため、熱さがあります。跡が残りますが、2〜4週でなくなります

    持病があるのですが、鍼の治療は受けられますか?

    カルテ記入の段階で既往歴は確認させていただきます。鍼治療により、ときに出血および内出血などが起こります 
    薬剤または病気により出血傾向が著しい方は注意が必要ですので治療担当者にお申し出ください。内出血は1~2週間程度で治り、身体への悪影響はありません
    予め主治医へ確認して頂くことも良いかと思います

    鍼灸治療を受ける際に注意することはありますか?
    • 治療後1時間は激しい労働、運動は避けてください
    • お風呂は治療1~2時間後であれば問題ありません
    • 治療した日の飲酒は避けてください。また、治療前の飲酒は絶対に控えてください
    • 時々皮下出血を起こす場合があります。特に注射などで皮下出血をしやすい方に多いようです。顔に鍼をする場合は慎重にしていますが、ご事情で出血が困る場合は先にその旨をお伝えください
    • 当院では、原則お灸を直に肌に当てることはありませんが、施術後皮膚に色がつくことがあります。ご事情で困る場合は先にその旨をお伝えください
    • 食事はなるべく治療開始前の1時間前までに済ませてください
    • 治療は直接肌を確認しながら行います。治療の関係上、性別問わず、必要な部位は肌を露出させていただきます。十分な配慮の上治療を行いますが、予めご了承ください
    鍼で感染することはありますか?

    当院は使い捨ての鍼を利用しています。また、こまめに手指消毒を行っていますので、感染のリスクはありません

    副作用はありますか?

    個人差はありますが稀にだるさ、めまい、筋肉の痛み、発熱などの副作用が出る場合がございます
    こちらは鍼の効果による好転反応も考えられるため、体への影響はございませんのでご安心下さい

    鍼の効果はどのくらい持続しますか?

    個人差がありますが、反応が敏感な方は、すぐに効果があらわれます。また、治療効果を持続させるため、自宅でのお灸を自身でやって頂くこともあります
    急性症状の場合は数回連続して治療をした方が効果的です
    慢性症状では、週1回の定期的な施術をお勧めします。症状が落ち着いてきたら、経過を見ながら少しずつ間隔をあけていきます

    初期治療後は反応の確認を行うため、基本的に1週間以内に再度来院して頂くことをお勧めいたします

    治療手順

    東洋医学的な初見として「脈診」「腹診」「舌診」を行います。これらは、その時の心身の状態を反映しやすいと言われており、その後のアプローチの方針を導きます

    心身の状態をある程度予測して、その反応と関係がある経穴「ツボ」に触れることで、体に350以上あるツボの中から、最適なツボを選穴して鍼を指します

    鍼の効果を十分に引き出すため、鍼を刺した状態でしばらくそのまま置きます
    身体をリラックスしていただき、ゆっくりとしてください

    置鍼後抜鍼をして、症状によって背中面の要穴(ようけつ)といわれる、五臓六腑と関連の深いツボに鍼やお灸、または痛みがある部位や限局した症状に対してパルス鍼を利用します

    治療後に最終確認をして治療終了となります

    鍼灸治療のご指導いただいている先生

    日々進歩する医学、知識と技術の向上のため実績ある先生方と連携を図っています

    千葉大学医学部附属病院和漢診療科 医療法人社団マザー・キー鍼灸部門代表
    医学博士 鍼灸師 森田智
    Akira Morita

    【経歴】
    2007年 鍼灸師国家資格取得
    2008年 Steiner Transocean Ltd.(外洋客船内における鍼灸診療)
    2015年 千葉大学医学部附属病院和漢診療科 鍼灸外来
    2018年 千葉大学大学院医学薬学府 博士号(医学)取得
    2018年 千葉大学医学部附属病院和漢診療科 鍼灸外来主任
    2019年 千葉大学大学院医学研究院生命情報科学特任研究員
    2021年 千葉大学大学院医学研究院和漢診療学 非常勤講師
    ・日本東洋医学会 国際委員会委員
    ・関東鍼灸専門学校 非常勤講師
    ・東京医療福祉専門学校 非常勤講師
    【メディア・雑誌】
    朝日放送 「名医とつながる!たけしの家庭の医学」出演
    TBSテレビ 「ジョブチューン」出演
    鍼灸業界誌 「医道の日本」記事掲載

    OMT一般社団法人東洋医学セラピスト協会
    会長 鍼灸師 飯高貴子
    Takako Iitaka

    【法人経歴】
    2013年 一般社団法人東洋医学セラピスト協会法人設立
    2015年 一般社団法人東洋医学セラピスト協会設立登記法人
    メルスィ鍼灸治療院 院長