変形性膝関節症の術後

    今回は変形性膝関節症のお話をさせて頂きます。

    変形性膝関節症は女性、肥満者、高齢者に多い疾患と言われています。整形外科でも扱う疾患として上位に入ってくる疾患です。インターネットでも、その予防や痛みが出た際の対応などで、それは多くの記事が書かれています。

    術後のことも多く書かれていますが、実際リハビリを行うとなると非常に大変なんです
    当事者の方は頷く方も多くいるのではないでしょうか??

    もちろん個人差があり、全く痛みの出ない人もいます。その反対に術後の状態が悪く、歩くのもやっとという方も実際には少なくないです。
    経過の良くない人は色々な背景がありますが、術後早期より痛みがあり、リハビリでも全然動かしてもらえなかった人が多いんです。
    術後早期にリハビリを行う人は、患者様に「痛い」と言われた実際触るのをビビってしまうんです。
    特に若いセラピストは経験も少ないため、余計に幹部へのアプローチができないことが多い。

    ただこれが、患部の癒着を作ってしまうんです。
    さらに細かい話をすると、術後何日経った時点では、「この組織まではアプローチできる」というのがあります。
    これは私たちの体が治癒していく「生理的治癒過程」というものがあります。
    これは簡単にいうと、「皮膚は○○日くらいで治っていきますよ」「筋肉は□□日くらいで治っていきますよ」というように、治るスピードは体の組織ごとに異なります。
    これを無視して治療を行うと、場合によっては傷口に塩を塗っているようなものです。それは痛いですよね。

    ちなみに術後で治っていく過程を考えて治療をして、筋肉もつけてとなると、医療保険で術後のリハビリを行える期間(大体3ヶ月くらい)ではかなりギリギリです。8〜9割の人は実際の入院期間では足りません。 

    しっかりと元の生活、もしくはそれ以上となると、もう少し期間が必要になってくるのです!!

    痛みや違和感が抜けない/やりたかったことがまだできない/普段の生活も大変と行った状態で医療機関終了の日を迎えてしまいます。

    自分がやりたいことができるようになるため、痛みをもっと改善したり、動きをよくしたいときは、3ヶ月以上のリハビリは必須となってきてしまいます。

    術後のリハビリに不安のある方、リハビリをもっと続けたい方、当院を是非ご利用ください

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